鉢バラの水切れ

大事な鉢バラの葉っぱがカラカラになってしまった…。
そんな経験をしている人は、私以外にもきっといるはず…。
バラはとても水を好む植物。
暑い時期の鉢植えのバラは水やりが欠かせない。
水が足りなくなると、穂先がお辞儀してきてしまい、あわてて水やりするなんてことも日常茶飯事。
けれど、ここまでカラッカラッに葉っぱが乾いてしまうと、ちょっと絶望的な気持ちになってしまう。
今回水切れを起こしてしまったバラは、今年の4月に新苗で購入。
5号ロングスリット鉢に植え付けて、日当たりが抜群すぎる屋上で育てていた。
植え付け後はとても調子よく成長していて、葉がわっさわっさだったけれど、2021年は5月上旬に梅雨入り。
かれこれ2ヵ月雨が続いており、消毒が間に合わず葉があれよあれよと少なくなってしまった。
そして鉢増しを怠り、根の成長スペースがなくなったのか、完全に成長をストップ。
鉢の中で根がパンパンになってしまうと、水が切れるスピードも速くなる。
雨のタイミングを考慮しながら、水を切らさないように水やりをしていたつもりだけど、水切れをさせてしまった…。
この状態を目にするのが初めてならば、きっと絶望して処分してしまうところ。
けれど、処分するのはまだ早い。
バラはとても繊細なくせに、生命力が高いのである。
挿し木苗と、新苗の植え付け後1ヵ月にものすごい成長スピードで水切れをさせてしまったブルーパフュームもこんな状態から復活したのだ。
水切れさせても諦めない。
バラは通常、日当たりの良い場所で管理していると思うので、水切れさせてカラッカラになってしまったら、まずは明るい日陰へ退避させる。
もしかしたら完全な日陰でもよいかもしれない。
個人的には直接日が当たらないけれど、ある程度の明るさがあり、風通しのよい場所へ退避させる。
しっかり水やりをして、鉢下に受け皿を設置。
受け皿に水をため、腰水につけておく。
この腰水を切らさないように注意する。
カラカラになった葉が2~3日で散ってくる。
葉が散ったら、半分ほどに剪定する。

葉が落ちると掃除が手間なので、明るい日陰に退避させ、腰水につけて2日目で、葉を触るとポロポロと落ちる。
これはもう葉っぱが復活しない印なので、葉をむしる。
半分ほど葉をむしった後で、ブログ用に残しておこうと写真を撮ったので、この画像の倍くらいは葉っぱがついていた。
もしかしたら、葉が散る前に剪定した方がいいのだろうけれど、水を吸い上げられて葉が復活する可能性もなきにしもあらずなので、私は2~3日様子を見てから剪定を行っている。
(たぶんここまでカラカラに水切れすると、葉の復活はほぼ見込めない。)
明るい日陰で腰水を切らさないように管理し、あとは新芽が出てくるのを待つだけ。
3週間前後で新芽が成長してくるはず。
復活を信じるのみ。

※追記:養生後10日目

腰水につけ養生を始めて10日、剪定をして1週間が経過。
新芽がふくらみ始めている。
ブラスバンドは新芽が展開して葉っぱが成長を始めている段階。
バラの生命力ってすごい。


この段階で日なたに出すのはまだ躊躇われるので、葉っぱがたくさん茂るまで、まだしばらくは明るい日陰で腰水につけ養生を続ける予定。
※追記 さらに10日後

葉っぱわっさわさ。
バラの生命力って本当に凄い。
水の吸い上げスピードも上がり、根も回復していると思われる。
あと10日ほどはこのまま養生させ、鉢増しする予定。
過去に水切れさせたバラのその後
今回水切れさせてしまったバラと同じタイミングで購入したバラを2ヵ月くらい前にすでに一度水切れさせている…。
ものすごく成長スピードが早く、植え付け後は風が強い日が続いたこともあり、カラカラになってしまったのだ。
そのバラを養生して2ヵ月。


弱って復活できず根腐れしてしまった部分もあるけれど、根は成長している様子。
ちなみに水切れせずに成長している新苗のバラの根はこちら。


水切れさせずに管理できることが一番なのだけど、働きながら鉢バラを管理するのはなかなか大変である。
これから夏がやってくるので、もっと注意しなければならない。
それでもバラ栽培は魅力的で楽しい。