ナターシャデノナのアイシャドウを買ってみた

信用しているインスタグラマーが絶賛していたナターシャデノナ(Natasha Denona)のアイシャドウ。
とにかく粉質が良いと絶賛されていて、とても気になっていた。
最近のインフルエンサーの投稿はPRやコラボばかりなので、商業的な香りのしない絶賛記事を見ると、その商品を単純に本当に気に入っているんだろうと気になってしまう。
インスタ界隈で人気の海外コスメは、シャーロットティルブリーが人気のようだけど、パーソナルカラーがウィンターの私は自分に似合いそうな色が難しそうな感じ。
そこでついにCult Beautyでの通販で、ナターシャデノナのアイシャドウパレットを購入してみた。
購入したアイテムは、ミニアイシャドウパレットのミニレトロパレットとミニゼンドーパレット。
手に届く前はミニゼンドーパレットが似合うか少し不安だったけれど、断然ゼンド―パレットの方が出番が多い。
使い始めの頃は、絶賛されるほどでもないな…と思ったのが正直なところ。
色持ちも普通だし、ヨレも起こるし、デパコスアイシャドウの方がいいなぁなんて思った。
けれどしばらく使っていくうちに、配色と発色がとても気に入り、持たせるコツも分かってきた。
そんな2つのミニパレットのレビューです。
Mini Retro Pallete

マットなアイシャドウ2色と、メタリックなアイシャドウ3色。
このメタリックなアイシャドウ全てのラメ感と粉質が違う。
まず一番右、ゴールドからオレンジがかったラメが入ったローズゴールド系のピンク。
ざくっとした粉質だけど、しっとりめ。
写真の通り、おそらく配送中に割れてしまって、届いたときにはパンの底の部分から割れて浮いていた。
けれどしっとりした粉質のおかげで、パンに密着させるように指で軽く押さえておいたら、割れが大きくなることなく使えている。(持ち歩くことなく、家専用)
ざっくとしているけどホワっとしていて、なぜか粉飛びしない。
濡れたようなツヤ感が出る。
ブルベには少しウォーミーな感じがするので、アイホール全体に使うより、黒目の上、目頭、下まぶたなどのポイント使いをしている。
左から2番目のシルバーグレーは不思議な質感。
軽めでさっぱりした粉質なのに、密着して面で光るようなメタリックなツヤ感がでる。
シルバーグレーは青みがかって見えて、目元にパンチが出すぎることがあるけれど、不思議と程よく肌馴染みする色。
ブラシをまぶたに置き、少しこするようなイメージでつけると粉飛びせずに密着する。
このパレットはこのメタリックなグレーが入っていることで、他のアイシャドウパレットと一線を画していると思う。
この一色があることで、よくあるピンク系のアイシャドウパレットからかなりメイクのバリエーションを広げられる。
一番左はキラキラとグリッター感のあるピンク寄りのシャンパンゴールド。
粉質はかなりしっとり。
見た目のような色で発色するわけではなく、かなりクリアでまぶたに透明感のある煌めきを出すことができてお気に入り。
まぶたに乗せると青や緑のラメ感が煌めく。
粉飛びはしない。
マットな2色は、柔らかく、ややしっとり目の粉質で、見たままの色が発色する。
マットなアイシャドウはぼかすのが難しかったりするけれど、この2色はブラシで簡単にぼかすことができる。
ムラになりにくく、メイク中の粉落ちやメイク後の粉飛びも起きにくい。
マットなアイシャドウを使いこなせない方でも、ピンクでアイホールの印影をつけたり、マットなグレーで目尻側からの横グラデーションも作りやすいと思う。

メタリックな質感とマットな質感を組み合わせると、目元にメリハリが出て印象的に仕上げることができ、私のアイメイクでは外せないテクニック。
たいていのパレットはマットかパールかで質感が統一されているので、異なる質感がセットされたアイシャドウパレットはとても好み。
パーソナルカラー的には、グレーを効かせてウィンター寄りに使うこともできるけれど、スプリングやサマーの方が使いやすいだろうなぁという印象。
けれど総合的には、発色の調節がしやすく、自由自在に印象を変えることができて、フレッシュからディープな印象までマルチに使える。
Mini Zendo Pallete

実物を見ず、パソコン環境でみるとかなりウォーム寄りな印象のこのパレット。
商品が届いて実物を見たときも、失敗だったかなと思った。
(自分のパーソナルカラーがブルベ冬)
しかし!使い始めると、レトロパレットよりも断然こっちの方が出番が多く、お気に入りになっている。
気に入っているのは、色の組み合わせの妙。
シルバーが入っていることによって、クールトーンに寄せることができる。
ぱっと見は暖かい色合いの印象だけど、実際に使ってみるとマットな赤茶色もディープな紫もブルベが使いやすい発色だなぁと実感する。
ブルベ冬の私はどうしてもグレイッシュな色合いのアイシャドウになりがちだけど、このパレットで全く違う印象のアイメイクができる。
洋服が寒色系になってしまうとき、目元までクールな印象にしたくないときに大活躍する。
こんな配色のパレットはなかなかないと思うので、すごいなぁと感心してしまう。

粉質はミニレトロパレットと同じで、マットなアイシャドウは柔らかくしっとり。
ムラにならずに、ブラシできれいにぼかせて、簡単にグラデーションを作ることができる。
メタリックなシルバーもふわっと軽い粉質で、かなり細かい煌めきで面で光る。
赤茶色と紫は濡れたようなツヤ感が出て、重い印象にならず発色する。
自分には挑戦の色味のパレットだったけれど、とても気に入ってしまった。
アイシャドウベースで色持ちキープ

ナターシャデノナのアイシャドウは、抜群に持ちがいいというわけではないと個人的には感じている。
特に対策なく使うと、色味は飛びやすいし、ヨレも起こる。
そこで使い始めたのが、エクセルのアイシャドウベース。
初めて使うアイシャドウベースだったけれど、評判通りなかなか良い。
私の使い方は、まぶたにファンデーションをつけず、このアイシャドウベースのみ薄く均一に伸ばす。
ルースパウダーをまぶたまできちんと乗せて整える。
この状態でアイシャドウを乗せると、ヨレが起きにくくなり、色持ちが良くなる。
ナターシャデノナのアイシャドウはアイシャドウベース無しでも発色は良いので、持ちが気になる方は、アイシャドウベースで対策すると満足度が上がるのではないかと思う。